NIHON PARKERIZING GROUP

 

高荷重滑り/転がり/転がり滑り接触向け 2DISKリグテスター

2disk試験機は、大きな応力がかかる転がり接触で基材、硬質薄膜、潤滑剤を試験する場合に最適な試験機です。リグテスターとして試行錯誤を重ねたこの2diskは、転がり運動や滑り運動によって発生する応力の研究に適用できます。
*適用範囲:転がり軸受、歯車、カムフォロア、ホイールレールシステムで発生する機能およびアプリケーション指向の実用的シミュレーション

【試験原理】
2基の各⾃独⽴したドライブシャフト上に2個のディスク型試験片をセット
2個のディスクの接触⾯でお互いに押し付け合う
2基の独⽴したモーターにより個々に異なる速度でディスク回転を制御、回転⽅向は同期/⾮同期での運転が可能
接触によって発⽣する摩擦⼒の測定
【2disk試験機で調整可能なパラメータ】
荷重: 50~5000N
回転速度: -3000rpm~3000rpm
滑り率: 0~100%
オイル温度: Rt~150℃
異なる形状/材質の試験⽚のセットが可能です。
Φ45mm〜60mm、幅10mm
【2disk試験の対象となる研究部⾨】
材料とコーティングの研究:
耐疲労性、アブレシブ摩耗、熱処理、低摩擦
潤滑油の研究:
ストライベック曲線、トラクション評価
【コンポーネント試験例】
⻭⾯
転がり軸受
カムフロア
CVTギヤ(Continuously Variable Transmission)
シンクロナイザーリング
ホイールvs レール接触のアプリケーション
お問い合わせ

潤滑剤の供給

オイルバスにオイルを貯めて浸漬試験が可能です。[ヒーター付属]
試験中にオイルやグリースの供給が可能です。
【オイル供給・循環機構】
オイルは、回転数が調整可能なポンプシステム①を介してテストディスク間の接触⾯に継続的に供給することができます②。
オイルはオイルヒーターで最⾼150℃まで加熱できます③。
※オプション
より多量のオイルを供給させたい場合、最⼤7.2lminまで供給可能なギヤオイルポンプも⽤意しております④。
※オプション
【グリース供給機構】
タンク内に装填したグリースをポンプで圧送し、接触部に直接塗布できます。

測定機能

摩擦係数、荷重、ストローク、周波数、温度と言った基本的なデータに加えて、トライボロジー現象をより深く分析するのに有用なデータを計測できます

高分解能信号分析測定(HRA)

最小10μ秒で試験時のストローク波形や摩擦係数を見ることが出来ます。
例:動摩擦係数と静摩擦係数の測定。
試験開始時のストローク波形、摩擦係数の分析

グラフ表示
電気接触抵抗

試験時の抵抗値を測定し、潤滑剤の枯渇やコーティングの剥離が起きるタイミングを見ることができます。

グラフ表示
アコースティックエミッション測定(AE測定)

試験時の音を測定し、疲労・剥離等が起きるタイミングを見ることができます。

グラフ表示
各製品の導入から試験まで、お気軽にご相談ください。