業界標準と高い自由度が共存したトライボテスター
SRV®は60年以上に渡り世界中で使用されており、最高の精度、再現性のある結果、及び高度な汎用性を誇ります。 オイル・グリースにおける添加剤の種類や添加量による性能評価から、各種コーティング被膜の評価や、実部品の評価など幅広いシミュレーション試験を実施し、信頼性の高い試験結果を報告いたします。
有益な試験結果を得られます
ISO/ASTM/DINで規格化された試験方法
自由度の高い試験セットアップ
お客様のアプリケーションをSRV®試験機に素早く組込めます
オシレーションモード(往復摺動試験)
SRV®の代名詞とも言えるオシレーション試験は、潤滑剤、添加剤、材料、コーティング及び実部品において高精度の摩擦摩耗試験を可能にします。
規格化された試験は勿論の事、お客様の要望に合わせた様々な条件下での試験が可能です。
- 【SRVの性能】
- 荷重:0.1~2500N
- ストローク:0.01mm~5.0mm
- 周波数:0.01~500Hz
- 温度:Rt~350℃
- 【評価できること】
- 各種潤滑剤・添加剤の摩擦摩耗性・極圧性評価
- 耐フレッチング性評価
- 各種コーティングの評価
- 実部品を用いた各種評価
- 【試験例】
- オイルの摩擦摩耗性評価試験
ISO 19291,ASTM D6425,DIN 51834-2 - グリースの摩擦摩耗性評価試験
ISO 19291,ASTM D5707 - オイルの極圧性評価試験
ISO19291,ASTM D7421 - グリースの極圧性評価試験
ISO19291,ASTM D5706 - グリースの耐フレッチング性評価試験
ASTM D7594 - グリース潤滑によるPOM製サスペンション
ジョイントの摩擦摩耗評価試験 ASTM D7420 - MT車のトランスミッション用オイル(MTF)で潤滑されたシンクロナイザーの摩擦係数測定
ASTM D8227 - スティックスリップ現象
- フォールスブリネリング
- DLCコーティングの評価
- 各種熱処理品の評価
- その他コーティング/薄膜の評価
- 各種材料評価
- 自動車部品の評価(ピストンリング、ピストン、コンロッド、ギヤ、ベアリング、軸受け)
- 風力発電
- 温度制御
- 最小-45℃から最大1,000℃までの範囲で温度コントロールが可能。寒冷地仕様のグリース評価から高温下での摺動までカバー(オシレーションモードのみ)
- オイル供給
- チャンバー内雰囲気制御
- チャンバーの角度変更
測定機能
摩擦係数、荷重、ストローク、周波数、温度と言った基本的なデータに加えて、トライボロジー現象をより深く分析するのに有用なデータを計測できます
ローテションモード(回転試験)
SRV®5は試験ブロックを交換する事で回転試験も可能になります。高速域での試験やストライベック曲線を描くのに適しています。
一般的にはピンオンディスク、ボールオンディスク試験機に該当します。ASTM G99に準拠しています。
- 【SRVの性能】
- 荷 重:0.1~2500N
- 回転数:±0.1~3000rpm
- 温 度:Rt~300℃
- 【評価できること】
- 各種潤滑剤・添加剤の摩擦摩耗性・極圧性評価
- 各種コーティングの評価
- 実部品を用いた各種評価
- 【試験例】
- オイル・グリースの摩擦摩耗性評価試験
- オイル・グリースの極圧性評価試験
- DLCコーティングの評価
- 各種熱処理品の評価
- その他コーティング/薄膜の評価
- 各種材料評価
- 自動車部品の評価(ピストンリング、ピストン、コンロッド、ギヤ、 ベアリング、軸受け)
- 風力発電
コンビドライブモード(複合動作試験)
SRV®1基で再現可能な三方向(X軸、Y軸、回転)の動作を組み合わせることで、複雑な摺動形態を模擬出来ます。
コンビドライブモードと実部品専用ホルダーを使用することで、より実部品に則した試験が可能になります。
- 【評価できること】
- 実部品の評価
- 試験例:ピストンピン、コンロッド、ブッシュ、スライドレール
委託試験時の「測定/記録パラメータ」と「選択可能な測定オプション」
多種多様なホルダーと豊富な測定オプションを取り揃えておりますので、摩擦係数に限らない有用な試験結果をご提供します。
また長年の代理店実績とメーカーとの密な連携により、お客様のご要望に合わせてオーダーメイドでの評価試験が可能です。
- オシレーション試験 測定/記録パラメータ
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数値[単位] 測定 記録 設定 摩擦係数 [μ] 〇 〇 – 試験ブロック温度 RT-350℃ 〇 〇 〇 試験荷重 0.1 N – 2500 N 〇 〇 〇 ストローク 0.1 mm – 5.0mm 〇 〇 〇 周波数 0.01 mm – 500 Hz 〇 〇 〇 - オシレーション委託試験で選択可能な測定オプション
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数値[単位] 測定 記録 設定 高分解能分析[HRA] 摩擦係数 + ストロークポジション 〇 〇 – 高温試験@ブロック温度 RT-1000℃ 〇 〇 〇 低温試験@ブロック温度 -35℃ – 350℃ 〇 〇 〇 雰囲気温度 20℃ - 40℃ 〇 〇 〇 雰囲気湿度 30% – 90% 〇 〇 〇 電気接触抵抗値 [Ω] 〇 〇 – AEアコースティックエミッション [db] 〇 〇 – オイル供給/循環 RT-150℃ 〇 〇 〇 チャンバー角度設定 0° - 90° 〇 – 〇 - ローテーション試験 測定/記録パラメータ
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数値[単位] 測定 記録 設定 摩擦力 [N] 〇 〇 – 摩擦トルク [N] 〇 〇 – 試験荷重 0.1 N – 2500 N 〇 〇 〇 回転数 0.1rpm – 3000rpm 〇 〇 〇 - ローテーション委託試験で選択可能な測定オプション
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数値[単位] 測定 記録 設定 高分解能分析[HRA] 摩擦力 + 回転位置 〇 〇 – 雰囲気温度 20℃ - 40℃ 〇 〇 〇 雰囲気湿度 30% – 90% 〇 〇 〇 電気接触抵抗値 [Ω] 〇 〇 – オイル供給/循環 RT-150℃ 〇 〇 〇 チャンバー角度設定 0° - 90° 〇 – 〇